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2014年04月12日

岩手県にツキノワグマ出没注意報

今年、岩手県では「ツキノワグマの出没注意報」が発表されています。


近年、全国各地でクマの出没による農作物被害や人身被害が問題となっています。
出没数は年により変動がありますが、岩手・秋田・青森の北東北3県ではブナの豊凶がクマの出没に影響していることがわかっています。

iwate.jpg


この図は各年の岩手県内の有害捕獲頭数とブナの実り具合を示したもので、凶作の年にクマの出没が多いことがわかります。
さらに、ブナは豊作の年(12年、17年)の翌年に凶作になる確率が高くなります。

昨年、奥羽山系ではブナが豊作だったため、今年は凶作が予想されています。

さらに、クマは冬眠中に子供を産みますが、毎年出産するわけではなく、冬眠前に十分に食いだめができて栄養分を蓄えられた時に出産します。
そのため、今年はベビーラッシュと考えられています。

冬眠明けのこの時期は、冬眠中に使い切った栄養分を取り戻すために食べ物を求めて歩き回っていますが、特に子持ちの個体は子供に乳を与える必要もあるため特に行動範囲が広がっています。

そのため、春先からクマの出没が予想されます。
今年は例年以上にクマの出没にはお気をつけください。


基本的にクマは日の出・日の入り直後に行動が活発になり、住宅地に近い場合、夜中も活動する個体も多いようです。

・ゴミは朝出しましょう
クマは嗅覚が発達しています。残飯などを一度食べてしまうと人間の食べ物の味を覚えてしまい、その周辺に定着する可能性が極めて高いです。

・イヌの散歩は特に注意
 朝・夕は先述の通りクマの行動が活発です。
 イヌがいるから大丈夫、はむしろ逆で、猟犬のようにトレーニング
 されていない普通のペット犬ではむしろクマを刺激してしまいます。

・外出時に玄関のドアを開けるとき、帰宅時に車を降りるとき、ドアを開けたらすぐに出るのではなく、一呼吸置いてください。
 たまたまドアのすぐそばにクマがいて、襲われる例も多くあります。
 一呼吸置く事で、クマが気配を察して避けてくれることがあります。


・もし出会ったら、とにかく落ち着いて!!
 向こうも怖がっているので、自分(クマ)を守るために襲ってきます。
 決してクマを刺激しないように、ゆっくり後ずさりしてください。
 走って逃げるのは絶対ダメです。森のクマさん状態になる可能性大です。

・山菜採りや釣りなどのレジャーで山には入るときは音の鳴る物を携帯してください。
 こちらからアピールする事で、クマが先に避けてくれる場合がほとんどです。
 特に山菜採りでは屈んでしまいクマ鈴などがあまり鳴らずに機能しないこともあります。
 ラジオを鳴らしたり、定期的に音や声を出すようにしてください。
 また、クマ撃退スプレーを持って行動することを強くオススメします。
 1本1万円弱と高いですが、保険代だと思ってください。


ブナの豊凶とクマの出没について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
「ツキノワグマの『異常出没』を予測する」

posted by bigwest at 20:34| Comment(0) | 雑文(研究関係)

2013年02月18日

祈りの灯火2013 〜心ひとつに〜


もうすぐ東日本大震災から2年を迎えます。

震災直後からとにかくじっとしていることができず、ボランティアに多くの時間を費やしてきました。

初めて被災地を訪れたのは約2週間後ですが、あのときの衝撃は忘れられません。

そして、被災地ではこの2年で「被災物の片付け」こそだいぶ進みましたが
「復興」という意味では全く何も進んでいないと言える状況です。

しかし、その一方でニュースや日常の会話からは震災に関する話題が少なくなり、
まるですでに復興が済んだかのように感じている人もいるようです。

私が住む盛岡でも、岩手県の県庁所在地でありながら、震災復興に対して関心が薄れた人が多いように感じられます。


私自身、諸事情により震災直後の1年間のようには動けてはいませんが
3月11日が近づいてくるにつれ心が締め付けられる重いが強くなってきています。


祈りの灯火2013チラシlight.jpg



昨年、3月11日に私もボランティアスタッフとして参加した「祈りの灯火」が、今年は3月10日に開催されます。

今年は実行委員会の副委員長として参加させていただいており、県立大1年生の実行委員長を支えるべく準備を進めております。

今年はサブテーマを 〜心ひとつに〜 としました。

今一度多くの人に心をひとつにして、犠牲者を追悼し、復興に向けて考えていただきたいと思っています。


メイン会場の盛岡城跡公園では、約1万個の灯籠を並べる予定です。

灯籠のほとんどは市民の皆さんに作っていただいた牛乳パックを用いた灯籠です。

ごく簡単に作れますし、完成品を郵送で受け付けてもおります。

また、盛岡に送らなくてもご自宅で灯籠に火を灯し、あの震災を思い出していただければと思います。

祈りの灯火の詳細、灯籠の作り方、郵送の仕方などはウェッブサイトをご覧下さい。

2012年09月01日

札幌クマ出没状況


昨年、中央図書館付近でヒグマが出没してニュースとなりましたが、
今年に入ってからも札幌市内の従来出没しなかった地域での出没が相次いでおります。

昨日も真駒内駅周辺で目撃されたようです。

ここ数年の札幌周辺でのクマの出没状況を以下のGoogleマップに記載しています。
昨日(H24.8.31)までの状況を、札幌市のウェブサイトから引用しました。


より大きな地図で 札幌ヒグマ出没注意エリア を表示


青いマークが主な出没地点です。
マークが多くなりすぎるので、全ての出没地点を落としているわけではありません。

また、以前より頻繁に出没していた藤野辺りから中山峠方面は外してあります。

以下、昨年の10月7日8日のブログより抜粋してコピーします。

『こんな所に出るわけない』『いままでクマなんか見たことない』
という所での出没が多いのが、ここ数年の全国的な傾向です。

特に注意していただきたい場所は

 黄色のラインの郊外側

と、

 赤く塗った地域

です。

本州のツキノワグマの出没状況を見ると、生息地から河畔林を利用して市街地にアプローチすることがよくあります。

そこで、豊平川などいくつかの河川を指定してみました。

どこで厳重注意エリアを終了するかは迷うところで、根拠はありません。

例えば稲積公園や農試公園でとりあえず切っていますが、ライン上の緑地がそのまま新川通まで続いています。
これらを全て網羅していくと、市内全域が警戒地域だと言うことがわかると思います。

この記事を読まれた方もご自宅などにクマが出没する可能性をそれぞれ考えてみていだければ、対策という面でも有効ですし、クマのことを少しでもイメージできるかと思います。


例えば、可能性だけを言えば、発寒川→新川通→北海道大学→北大植物園および道庁→大通り
ということもあり得ることがわかるでしょう。


恐怖心だけをあおるつもりはありませんが、札幌は緑に囲まれた街であり、それは野生動物と遭遇する可能性がいつでも有る、という意識を持って生活していただければと思います。

繰り返しますが、地図中の黄色い線より郊外側にお住まいの方は、「いつ出没してもおかしくない」と考えて、特にお気をつけ下さい。

基本的に日の出・日の入り直後に行動が活発になり、住宅地に近い場合、夜中も活動する個体も多いようです。

・ゴミは朝出しましょう
クマは嗅覚が発達しています。残飯などを一度食べてしまうと人間の食べ物の味を覚えてしまい、その周辺に定着する可能性が極めて高いです。

・イヌの散歩は特に注意
 朝・夕は先述の通りクマの行動が活発です。
 イヌがいるから大丈夫、はむしろ逆で、猟犬のようにトレーニング
 されていない普通のペット犬ではむしろクマを刺激してしまいます。

・外出時に玄関のドアを開けるとき、帰宅時に車を降りるとき、ドアを開けたらすぐに出るのではなく、一呼吸置いてください。
 たまたまドアのすぐそばにクマがいて、襲われる例も多くあります。
 一呼吸置く事で、クマが気配を察して避けてくれることがあります。


・もし出会ったら、とにかく落ち着いて!!
 向こうも怖がっているので、自分(クマ)を守るために襲ってきます。
 決してクマを刺激しないように、ゆっくり後ずさりしてください。
 走って逃げるのは絶対ダメです。森のクマさん状態になる可能性大です。

・キノコ採りや釣りなどのレジャーで山には入るときは音の鳴る物を携帯してください。
 こちらからアピールする事で、クマが先に避けてくれる場合がほとんどです。
 しかし、できれば、クマ撃退スプレーを持参してください。
 1本1万円弱と高いですが、保険代だと思ってください。

ヒグマとの事故は、ツキノワグマよりも被害が大きくなります。

ぜひ十分ご注意ください。


注)今回の記事は、データはほとんどなく私の感覚によるものです。
 札幌市による出没情報も必ずご確認ください。
posted by bigwest at 13:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑文(研究関係)